1920s

[1927-1936]都市交通の立体化

「地下鉄銀座線の『トリビア』本当か調べてみた」は本当か調べてみた

東洋経済の記事「地下鉄銀座線の『トリビア』本当か調べてみた」が、ちゃんと調べたとは思えない出来なので資料を提示する。記事を読む限り、筆者はデパートに聞いた話を元に考察しているが、鉄道会社には問い合わせをしていないし、建設…

[1927-1936]都市交通の立体化

世界初の駅ナカスーパーマーケットを目指した東京地下鉄道の試み

東京メトロの前身の一つである銀座線の浅草・新橋間を建設した東京地下鉄道株式会社は私鉄だったので、東横電鉄(現東急)や小田急、京急、京成などと同じように様々な関連事業(兼業)を行っていました。そのひとつである「地下鉄ストア…

[1927-1936]都市交通の立体化

駅員さんはコックさん―地下鉄にみる「食当」の歴史のはなし

24時間365日動き続ける鉄道の現場と切っても切り離せないのが食事です。伝統的に職場内で自炊してきた鉄道現業は、文字通りの「同じ釜の飯を食った仲」として働いています。食事を作る係は「食当(食事当番)」と呼ばれ、多くも人は…

[1927-1936]都市交通の立体化

ガールズ・アンダーグラウンド―日本女性鉄道員史(中編)

100年前に実在したエプロン姿の22歳女性駅長!?―日本女性鉄道員史(前編) 前編では鉄道・軌道会社における女性現業職員の先駆的事例を取りあげましたが、あくまでもそれらは地域または時代的な例外であって、女性の就職先として…

[1872-1902]鉄道創成期

100年前に実在したエプロン姿の22歳女性駅長!?―日本女性鉄道員史(前編)

私の妄想でも、ライトノベルの話でもありません。沢和哉『日本の鉄道ことはじめ』によれば、日本初の女性駅長は1915年に高野鉄道(現南海高野線)芦原町駅長に就任した衣川春野さんと言われています。 衣川さんは当時22歳、黒い事…

[1927-1936]都市交通の立体化

90年前の銀座線で使われていた日本最古の”自動改札機”は「子ども無料」だった!

昨年12月にリニューアル工事が完成した東京メトロ銀座線上野駅の改札口に、古めかしい「木製の装置」が展示されているのをご存知ですか。 実はこれ、1927年に開業した日本初の地下鉄銀座線で使われていた、日本初の「自動改札機」…

[1927-1936]都市交通の立体化

祝!小田急複々線化完成―90年で100倍になった利用者をどう運ぶか

いよいよ今週末3月17日から、小田急線の新ダイヤによる運転が始まります。 今回工事が完成したのは東北沢から世田谷代田の1.6㎞。これで複々線化済みの区間を加えて代々木上原から登戸まで約11㎞の複々線化事業が完了しました。…

[1914-1926]都市交通のめばえ

日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(3)―定時運行はどのように守られてきたか

これまで2回にわたって「時間意識」の専門書を手掛かりに、日本の鉄道が時間に正確になっていった過程を追ってきました。 日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(1)―鉄道が形成した近代的時間意識 Rail to Utopia日本の…