2018年

[1914-1926]都市交通のめばえ

【東京都市交通博物館 第3回】新時代のスタンダードを身にまとった木製電車―モハ1形

もうすぐ日本で鉄道が開業してから150年を迎えようとしています。ここ10年で相次いで建設された鉄道の博物館に行くと、鉄道史を彩ってきた往年の名車たちに会うことができます。新幹線、蒸気機関車、ボンネット型特急!あー楽しかっ…

[1946-1956]鉄道と戦災復興

文字通りの通勤地獄―中央線から放り出され神田川に落ちて死んだ人の話

連載企画「東京都市交通博物館」にて、戦前の通勤電車の歴史を時代ごとに取り上げているように、100年ほど前から電車通勤を中心としたライフスタイルが誕生しています。一面においては現在と比較しても遜色ないレベルで電車が走ってい…

[1903-1913]電車黎明期

【東京都市交通博物館 第2回】大量輸送時代の礎となった100年前の山手線車両―ナデ6110形

もうすぐ日本で鉄道が開業してから150年を迎えようとしています。ここ10年で相次いで建設された鉄道の博物館に行くと、鉄道史を彩ってきた往年の名車たちに会うことができます。新幹線、蒸気機関車、ボンネット型特急!あー楽しかっ…

[1927-1936]都市交通の立体化

日本初の「ミステリー列車」は東武アーバンパー…野田線を走った!

乗客に経由地や行先を知らせずに出発する「ミステリー列車」と呼ばれるイベント列車があります。思いもよらぬ路線に乗入れたり、普段は使われていない連絡線を通ったり、乗客は走行ルートから行先を推理して楽しむのだそうです。 世界初…

[1903-1913]電車黎明期

【東京都市交通博物館 第1回】100年以上前に中央線を走っていた通勤電車の祖先―デ963形

もうすぐ日本で鉄道が開業してから150年を迎えようとしています。ここ10年で相次いで建設された鉄道の博物館に行くと、鉄道史を彩ってきた往年の名車たちに会うことができます。新幹線、蒸気機関車、ボンネット型特急!あー楽しかっ…

[1927-1936]都市交通の立体化

祝!小田急複々線化完成―90年で100倍になった利用者をどう運ぶか

いよいよ今週末3月17日から、小田急線の新ダイヤによる運転が始まります。 今回工事が完成したのは東北沢から世田谷代田の1.6㎞。これで複々線化済みの区間を加えて代々木上原から登戸まで約11㎞の複々線化事業が完了しました。…

[1914-1926]都市交通のめばえ

日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(3)―定時運行はどのように守られてきたか

これまで2回にわたって「時間意識」の専門書を手掛かりに、日本の鉄道が時間に正確になっていった過程を追ってきました。 日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(1)―鉄道が形成した近代的時間意識 Rail to Utopia日本の…

[1903-1913]電車黎明期

日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(2)―100年前に運命づけられた定時運行

日本の鉄道は遅れない、時間に正確だと言われています。日本の鉄道はいつから時間に正確になったのか、なぜ正確になったのか、そしてどのようにして定時運行を実現してきたのでしょうか。こうした疑問の解決の手がかりとなる書籍を紹介す…

[1872-1902]鉄道創成期

日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(1)―鉄道が形成した近代的時間意識

日本の鉄道は遅れない、時間に正確だと言われています。 実際はどうなのか、本当なのかはここでは触れません。列車遅延に関する世界共通の指標はなく、海外と比べてどれだけ正確であるかを数字で比較することは非常に困難だからです。近…