運転

[1914-1926]都市交通のめばえ

労使問題によって追い詰められた運転士がオーバーランを繰り返した後に速度超過で急カーブに突っ込み脱線転覆して100人くらい死んだ事故のはなし

タイトルを読んで100人中99人は福知山線脱線事故を想起したことと思う。2005年4月25日朝9時18分頃、JR福知山線の塚口・尼崎間を走行中の宝塚発同志社前行快速列車が速度超過により脱線転覆し、沿線のマンションに激突、…

[1927-1936]都市交通の立体化

丸ノ内線は池袋と新宿を繋げて「丸」くすればよかったのにと思ったあなたに伝えたいこと

悪い東京人に「池袋から新宿なら丸ノ内線で1本で行けるよ!」なんて騙されかけた人はいませんか。池袋と東京を一直線に結んだかと思えば、ぐるっとカーブして新宿・荻窪方向に向かっていく丸ノ内線って不思議な形をしていますよね。 中…

地域(江戸・東京・首都圏)

東京の満員電車は生きている間に解決しなさそうな件

新年度を迎えました。新しく社会人になった方、会社や勤務地が変わった方、そして先週までと何一つ変わらない多くの方々が金属の箱に押し込められて運ばれていきます。 新年度特有の「混雑による遅延」が収まる頃には、今は不安をのぞか…

[1927-1936]都市交通の立体化

【東京都市交通博物館 第4回】現代的なスタイルを確立した戦前期通勤電車の決定版―40系電車

もうすぐ日本で鉄道が開業してから150年を迎えようとしています。ここ10年で相次いで建設された鉄道の博物館に行くと、鉄道史を彩ってきた往年の名車たちに会うことができます。新幹線、蒸気機関車、ボンネット型特急!あー楽しかっ…

[1914-1926]都市交通のめばえ

【東京都市交通博物館 第3回】新時代のスタンダードを身にまとった木製電車―モハ1形

もうすぐ日本で鉄道が開業してから150年を迎えようとしています。ここ10年で相次いで建設された鉄道の博物館に行くと、鉄道史を彩ってきた往年の名車たちに会うことができます。新幹線、蒸気機関車、ボンネット型特急!あー楽しかっ…

[1903-1913]電車黎明期

【東京都市交通博物館 第2回】大量輸送時代の礎となった100年前の山手線車両―ナデ6110形

もうすぐ日本で鉄道が開業してから150年を迎えようとしています。ここ10年で相次いで建設された鉄道の博物館に行くと、鉄道史を彩ってきた往年の名車たちに会うことができます。新幹線、蒸気機関車、ボンネット型特急!あー楽しかっ…

[1927-1936]都市交通の立体化

日本初の「ミステリー列車」は東武アーバンパー…野田線を走った!

乗客に経由地や行先を知らせずに出発する「ミステリー列車」と呼ばれるイベント列車があります。思いもよらぬ路線に乗入れたり、普段は使われていない連絡線を通ったり、乗客は走行ルートから行先を推理して楽しむのだそうです。 世界初…

[1903-1913]電車黎明期

【東京都市交通博物館 第1回】100年以上前に中央線を走っていた通勤電車の祖先―デ963形

もうすぐ日本で鉄道が開業してから150年を迎えようとしています。ここ10年で相次いで建設された鉄道の博物館に行くと、鉄道史を彩ってきた往年の名車たちに会うことができます。新幹線、蒸気機関車、ボンネット型特急!あー楽しかっ…

[1927-1936]都市交通の立体化

祝!小田急複々線化完成―90年で100倍になった利用者をどう運ぶか

いよいよ今週末3月17日から、小田急線の新ダイヤによる運転が始まります。 今回工事が完成したのは東北沢から世田谷代田の1.6㎞。これで複々線化済みの区間を加えて代々木上原から登戸まで約11㎞の複々線化事業が完了しました。…

[1914-1926]都市交通のめばえ

日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(3)―定時運行はどのように守られてきたか

これまで2回にわたって「時間意識」の専門書を手掛かりに、日本の鉄道が時間に正確になっていった過程を追ってきました。 日本の鉄道はなぜ時間に正確なのか(1)―鉄道が形成した近代的時間意識 Rail to Utopia日本の…