東京メトロが改札外乗換駅を追加―日比谷線と有楽町線の乗り換えが便利に

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東京メトロは2018年3月17日から新たに「日比谷線・都営浅草線人形町駅⇔半蔵門線水天宮前駅」「日比谷線築地駅⇔有楽町線新富町駅」を乗換駅として設定すると発表しました。

これは2016年に発表した中期経営計画で予告されていたもので、2013年3月に実施された日比谷線秋葉原駅と都営新宿線岩本町駅に続く乗換駅の追加指定となります。

東京メトロでは都営線との乗換駅である本郷三丁目駅、秋葉原・岩本町駅を除き、いったん地上に出る乗換駅を設定していませんでしたが、今回初めて自社線間の地上乗換駅が誕生することになります。

区内の地理に明るい方ならご存知のように、両駅は通路こそつながっていませんが非常に近い位置関係にあります。地上部は約150メートル、ホームtoホームで300メートルもありませんので、永田町や大手町で乗り換えするよりもよっぽど近いのです。


これまで日比谷線と半蔵門線に乗換駅はなく、日比谷線と有楽町線の乗換駅も日比谷・有楽町駅だけだったため、日比谷線から江東・江戸川地域への移動が遠回りになっていました。

新たな乗換駅の設定により所要時間がそれぞれ10分ほど短縮されるとともに、最短ルートで運賃計算されるため一部区間では運賃も安くなります。

乗り換え時に一度改札を出る必要がありますが、ICカード(SuicaやPASMO)なら自動的に乗り継ぎ扱いで計算してくれますし、きっぷや回数券で乗車する場合はオレンジ色の改札機を通ればきっぷが出てきます(下図は「メトロのトリセツ」より)。