[1927-1936]都市交通の立体化

駅員さんはコックさん―地下鉄にみる「食当」の歴史のはなし

24時間365日動き続ける鉄道の現場と切っても切り離せないのが食事です。伝統的に職場内で自炊してきた鉄道現業は、文字通りの「同じ釜の飯を食った仲」として働いています。食事を作る係は「食当(食事当番)」と呼ばれ、多くも人は…

[1995-2011]テロと災害の時代

【1800系車両引退記念】1999年3月ダイヤ改正から振り返る特急りょうもうの20年

5月20日のラストラン記念ツアーを以て東武1800系が引退しました。 といっても1800系を改造した300系車両はまだ現役ですし、引退するのは他の編成とはずいぶん年の離れた末っ子なので色々しっくりこないのですが、何にせよ…

[1927-1936]都市交通の立体化

ガールズ・アンダーグラウンド―日本女性鉄道員史(中編)

100年前に実在したエプロン姿の22歳女性駅長!?―日本女性鉄道員史(前編) 前編では鉄道・軌道会社における女性現業職員の先駆的事例を取りあげましたが、あくまでもそれらは地域または時代的な例外であって、女性の就職先として…

[1872-1902]鉄道創成期

100年前に実在したエプロン姿の22歳女性駅長!?―日本女性鉄道員史(前編)

私の妄想でも、ライトノベルの話でもありません。沢和哉『日本の鉄道ことはじめ』によれば、日本初の女性駅長は1915年に高野鉄道(現南海高野線)芦原町駅長に就任した衣川春野さんと言われています。 衣川さんは当時22歳、黒い事…

[1957-1973]地下鉄はまだか

地下鉄漫才の春日三球が三河島事故で亡くした相方のはなし

ターンスタイル改札機のレプリカの記事で春日三球・照代について触れました。 日本最古の自動改札機のレプリカは「聖蹟ターンスタイル」だった! 春日三球・照代は実の夫婦による「夫婦漫才」で、「地下鉄の電車はどこから入れたの? …

[1914-1926]都市交通のめばえ

労使問題によって追い詰められた運転士がオーバーランを繰り返した後に速度超過で急カーブに突っ込み脱線転覆して100人くらい死んだ事故のはなし

タイトルを読んで100人中99人は福知山線脱線事故を想起したことと思う。2005年4月25日朝9時18分頃、JR福知山線の塚口・尼崎間を走行中の宝塚発同志社前行快速列車が速度超過により脱線転覆し、沿線のマンションに激突、…